Ludlow Castle - ルドロウ・キャッスル -でおこる素敵な出来事
執事として最後の仕事


本日でルドロウ・キャッスルでの執事の仕事が終わります。

ああ、なんて長く、そして短い日々だったことでしょう。
庭の咲き誇るバラを見つめながら感慨深くなります。

今日で休暇を終えるロミオ様が
日頃頑張って働いているメイド達へと
ささやかなティーパーティを開くとおっしゃっていました。


焼き菓子の美味しい店に
メイド達が喜びそうなお菓子やケーキを頼んだよ


爽やかな笑顔をされていました。
なんと、ロミオ様らしいこと。
メイド達もきっと喜ぶことでしょう。
お嬢様やお坊ちゃま達がいらっしゃらないから
できる催しですね。


ああ、それと・・・
マシューに執事として最後の仕事かな?

今日、実家に帰るんだろ?
私も夕方に屋敷を出ようかと思っている。

執事として付き添ってくれないかい?

途中までで申し訳ないが、
最後に・・・
ささやかではあるけれどお前にも
ルドロウ・キャッスルでの執事最後の仕事をね。



ああ、なんてありがたい言葉でしょう
この長く仕えさせていたお屋敷をただ去るのだけではなく
仕事を頂いて去ることができるとは思ってもいませんでした。

本当にこのお屋敷に勤めることができまして嬉しいです。

ありがとう、
ありがとう、
ルドロウ・キャッスル・・・



執事・マシュー | comments(0)
バラの園


この屋敷にはたくさんのバラの花が植わっております。

その名の通りメインのバラは「ルドロウ・キャッスル」

クリーミーホワイトからアプリコットまで気温により変化のある
微妙な色合いの大変美しいバラです。
漂う香りは、ソフトなティーの香り・・・

このバラが咲き誇るのをもう、何度見たことでしょうか。
一般的には樹勢が弱く花数も少ないですが、
この屋敷の庭師はそれはとても素晴らしくこのバラを咲かせます。

春と秋にその美しい姿を見ることが出来るのですが・・・


今年はもう、このバラ園で「ルドロウ・キャッスル」を
愛でることがないんだと思うと、
胸に熱くこみ上げてくるものがございます。

ああ、このような感傷に浸っている場合ではない、
お嬢様、お坊ちゃまのパピヨン行きの手配もしなくては・・・

私はまだこの夏まではここの執事なのだから
しっかりしないとね。


ああ、「ルドロウ・キャッスル」
お前達が咲き誇る様を見ることが出来ないが
私は本当にお前達を見ることが好きだったよ。
とても美しいバラだ。

お前達にも、別れを告げよう。



さよなら、「ルドロウ・キャッスル」






執事・マシュー | comments(0)
思い出の詰まった・・・


暑い日が続いております。

ここが涼しくなる頃には私はお屋敷を去ってしまっているだろうと
考えると寂しくなります。
この暑さ、病気の母の事も心配ではありますが
私はこのお屋敷に本当に長く勤めさせていただきましたので
思い出が沢山つまっているのです。


ふと、涼しい風が入ってきて顔を上げました。
窓から外を見るとこの暑い中、日傘もささずに
可愛がっておられる猫のミューを追いかける
元気なルゥお嬢様の姿が見えました。

おやおや、
元気なことはいいですが、
せめて日傘をさして欲しいものですね、お嬢様。

あとで、冷たい飲み物でも用意させましょう。
その時はしっかりと日傘も持って。


ゆっくりと室内を見回しました。
このような私にこんな素晴らしいお部屋を与えてくださって・・・
ああ、この本はロミオさまからの頂き物だ。
これも、これも。
屋敷の皆から・・・

思い出の詰まったこのルドロウ・キャッスルに
夏が終わるまで
もう少し、

もう少し・・

その思い出に浸っていましょう。


執事・マシュー | comments(0)
お暇をいただくことになりました。


お久しぶりでございます。
執事のマシューです。

先日、御当主のチャールズ様にご相談をいたしました。
相談・・・というよりはお願いと申し上げた方がよいでしょう。

もうすっかり夏に入ったというのにじめじめとした雨が続き、
もともと体の強くなかった母が体調を崩しました。

世話人をつけて、励ましの手紙、病気によく効く等の
栄養剤や、滋養によい食材など…
マメに頼りは絶えさずに気をつけてまいりましたが
とうとう・・・

私にはたった一人の身内。
女で一つで私を育て上げて上げてくれた母には感謝の気持ちでいっぱいです。
長く務めたこのルドロウ・キャッスルを離れるのはとてもさびしいという気持と、
執事としてはまだまだ成長のない私、
もっともっと勉強をしたい気持ちもあります。

ですが、病気の母がとても心配で…

色々と考えましたが、お暇をいただくとこにしました。

可憐で、素敵なレディーにご成長なさいました、ルゥお嬢様
もう少しお淑やかに…は私の希望でございますが、
もっともっと素敵なレディーになられることを…

いつもルゥ様に振り回されているサディお坊ちゃま、
ですが、とても賢いサディお坊ちゃまはこの先
素敵なジェントルマンになると信じておりますよ!

とても気高く、次期当主としての道を歩み始められましたレオ様、
レオ様の晴れ姿を見ることが出来ず本当に残念ですが
きっとこのルドロウ・キャッスルを盛りたててくれると…

お仕事熱心な、ロミオ様。
ロミオ様には本当にお世話になりました。
まだまだ無能な執事の私をここまでにしてくださったのは
ロミオ様のおかげだと思っております。

御当主、チャールズ様並びに奥方様。
本当にお世話になりました。
病気がちな母のことを気にかけてくださいまして
感謝の気持ちでいっぱいでございます。
このお屋敷にお勤めすることができまして、
このマシュー、本当に幸せでございました。

家政婦のチャリティさん、メイド長のアイリス。
落ち込んでいるときは励ましてくれた頼もしい同僚
いつもしっかりとしているマオー、
私が指示を与えるよりも先に仕事をこなしていたね

私は色々な人に支えられてここまで成長することが出来ました。

本当に、ありがとう。
そしてまたどこかでお目にかかれたら・・・よろしく頼みます。

執事・マシュー | comments(0)
春色のドレス


先日、ルゥ様のご友人のリリィ様が
バースディパーティ用のドレスをルゥ様に届けてくださいました。


それからというものルゥ様のご機嫌が大変よろしゅうございます。


「マシュー、この間リリィにバースディパーティ用のドレスを持ってきてもらったのよ!」


キラキラと目を輝かしてルゥ様が私のそばに駆け寄ってきます。
廊下をゆっくりと歩いていた私は歩みを止め振り返りますと
止まった弾みでルゥ様の綺麗な栗毛色の御髪が大きく揺れました。


それはよろしゅうございましたね、
ルゥ様。


「ねぇ、見たい?」


私に拝見させていただけるのですか?
それは是非とも…


「ん〜〜やっぱりどうしようかなぁ〜」


可愛らしい表情をくるくると変えて
なにやらお考えのご様子。
ルゥ様は、私をからかっておいでなのでしょうか?


「やっぱり、当日まで楽しみに待ってて!」


ルゥ様はにっこりと笑顔を向けて慌しく私の元を去っていきました。
おやおや、一体何をお考えになったのでしょうかね?

リリィ様がお帰りの際に、こっそり私に教えてくださったので
春色の可愛らしいドレスという事だけは知っておりますよ。

当日、春の妖精の様なルゥ様を拝見出来ますでしょうか。
楽しみですねぇ…


ルゥ様のドレスも楽しみではありますが、
私にはバースディパーティの準備が待っています。
盛大なパーティに、沢山のお客様がいらっしゃいます。


当日は私もご挨拶のダンスに参加させていただく事になっておりますし、
ルドロウの執事としてここはしっかりと!
気持ちを引き締めましょう。



執事・マシュー | comments(0)
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