Ludlow Castle - ルドロウ・キャッスル -でおこる素敵な出来事
残ったもの


 あ〜ぁ……


誰も居ない渡り廊下を歩きながら、ぼんやりと庭を眺める。

まだ少し夏の香りが残っている気がするけど、
8月の忙しさも
賑やかさも
今は、もう残ってない。


マーガレット様は学園にお戻りになられて、すっかりお屋敷は静かに……

寂しくなったなぁ……

これで、次にお屋敷にもどられるのはいつだろうか。
冬のクリスマスパーティには、皆様お戻りになるのかなぁ……

学園を卒業したら、ご結婚…か。


うっ…


想像したら、ますます寂しくなってきた…



「くぅ〜ん」


気がつくと、足元に毛玉……ぁ、いやいや、犬が。

お前、確か……メルさんの連れてきた……えーと……


「…のこ……タケノコ?!」

「…くぅ〜ん」

一気に尻尾が垂れ下がる。


それにしても、旦那様もよく許して下さったよなぁ…

でも、よくみると、すごくきれいな毛色。
瞳もすごく綺麗な翡翠色……
まるでマーガレット様のよう……

あぁ!
そーか、そーか!
たけのこ、お前、元気づけてくれるのか!

そうだよな。
タケノコって家族も増えたんだもんな。
落ち込んでいられないよな!

「サンキュー!タケノコ!」
「くぅ〜ん…」

何故だか納得のいかないような表情のタケノコ。

ふふっ
でも、少し元気が出てきたよ!

サンキュー!
タケノコ!!

従者・アンディ | -
夏の終わりに
 

この夏イチバンの大きなパーティーも無事に終わって、あっという間にお屋敷は元通り。
片付けも終わって、穏やかな日常に戻るのかと思えば……
そうでもないみたいだ。

ついに、イザベル様とヴェルニエ子爵のご結婚が決まったよう!
ふふふっ
あのパーティーを堺に、イザベルお嬢様は幸せいっぱいのご様子。
なんだか、見てる僕まで嬉しくなっちゃうな♪

あのパーティーの日は、イザベル様の目が赤く腫れていて
周りの皆が心配してたんだけど。
何があったか、詳しいことは僕達は知らないけど
ホント、おめでたいね!!


けど…
逆にマーガレット様は、お元気ではない。
あの花のような笑顔も……
どこか憂いを帯びている。

マリッジブルー…ってやつかな?
まぁ僕にはよくわからないんだけど。

そりゃあ、マーガレットさまがご結婚なさるのは残念だけどさ
なんていうか…
幸せになって下さらないと、そのほうが悲しい。


……な、なんてねっ!!!

学園にお戻りになるときは、どうかいつもの笑顔に戻ってますように!

従者・アンディ | -
Le Ciel


あぁ〜、暑い!!

今日も太陽はたかーーーーく昇って、こっちを見下ろしてる。
そんなに昇んなくてもいいんだけどなぁ。

けど、そんなのお構いナシに仕事は山積み!
なんてたって、今週末には大きなパーティが開かれるんだから。
その準備に大忙しだよ。

しかも、この所、ルドロウキャッスルだけじゃなくて、アーネスト様やお嬢様たちがパーティでお出かけになることも多い。
外出の準備だって、積もり積もれば大山盛り!
僕達だけじゃなくて、お嬢様たちだって大忙しだなぁ。

それに、この所の暑さも手伝ってか、お二人とも何だかお疲れの様子。
マーガレット様は時々、空を見上げて物憂げな表情……
大丈夫かなぁ…


「アンディ!」
呼び止められて振り返ると、そこにはタリアさん。
「ねぇ、アンディ。さっき頼んでおいた、お客様用の花柄のお皿、数は足りていたかしら?」

・・・・・・あれ。

「……あーっ! すみません! まだっす!!」

「もう!またなの? 
 アンディにお願いをするときは、今度からメモまで用意しないと駄目ね!」

タリアさんの優しい笑顔が、たちまち呆れ顔。
「あれは揃っていないと駄目なのよ? 
 次を用意しなきゃいけないのだから、早く数えてきてね?」

あちゃー、またやっちゃったよ。
はいはい〜、いってきま〜す!

え〜と、お皿は厨房だっけ。
確か、青いバラ柄のお皿だったかな。



あ!
バラといえば…
6月に咲いたバラをブレンドした紅茶があったっけ!
あれはとても良い香りがするんだ。

あとでこっそり、冷たい紅茶でも淹れて、マーガレット様のところに持っていって差し上げよう!

あ、ああ、勿論イザベル様にも、ね!

従者・アンディ | -
Beautiful Mornning



 「おはよう、アンディ」

華やかで、優しい笑みを浮かべながら、
そう言って下さったのは長女のマーガレット様。
マーガレット様が微笑むだけで、
その場に沢山の花が咲いたように明るくなる。

ああ〜、今日もいい朝だなぁ・・・


このところ、夏の休暇で帰省されているマーガレット様。
お帰りになったその日から、お屋敷の中はそこら中に花が咲いたように明るくなって・・・

はぁ〜〜〜・・・・・

っと、うっとりしている場合じゃなかった!

も、もちろん、ご一緒にウェントワースから帰省された、イザベル様もとてもお美しい方。
というか、ハウエル家の皆様は、どなたもまるで絵に描いたようにお美しい方ばかりだけど・・・
それでもやっぱり、マーガレット様が・・・と、イザベル様のお二人がいらっしゃると、更に華やかになるような気がする。
チャールズ様は嬉しそうだし、ウィリアム様もこのところ調子が良いみたいだし。
御姉妹がいらっしゃるのは、やっぱり嬉しいことだよなぁ〜♪

さーて、仕事仕事…っと。
今日も一日頑張れる気がするなぁ〜♪

従者・アンディ | comments(0)
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