Ludlow Castle - ルドロウ・キャッスル -でおこる素敵な出来事
リトル・プリンセス


「そこにいるのは・・・ルゥかい?よく来たね。」



扉の向こう、ヒラヒラしているスカートの端に声を掛けると、
かくれんぼを見つかった相手はバツが悪そうに書斎へ入ってきた。



「淑女の盗み聞きは感心しないな、お嬢さん。」

『だって、父様も兄様も私に何も教えてくれないじゃない。』


ちょっと拗ねた顔の娘に、たくさんのドルチェの載った皿を差し出す。

満面の笑みでガレットへ手を伸ばす愛娘を見て、こちらも思わず微笑んだ。


ああ・・・マーガレットによく似ている。




幸せなデジャヴに浸りながら、娘が握り締めているセピアの写真に、ふと目が留まった。


これは・・・
カレッジにいた頃の私とアルマン、ヴェルニエ伯爵。

残る一人は、「アイツ」か・・・



『父様・・・どうしたの?』


ハッと我に返ると、心配そうなグリーンの瞳が自分を見上げている。





・・・なあ、ルイーザ。

いつの日か、君は素敵なレディに成長して、私のもとから外の世界へ旅立って行くだろう。

悲しいけれど、それは仕方がないことだ。



・・・・・でも、お願いだ。

ナイスガイな農夫の名前を記した手紙は、決して寄越さないでくれよ。




ちょっとトラウマでね。



「では、ルゥ。そろそろ、レオと私が何を話していたのかを教えてあげよう。
そしてもう一つ、とても大切な話があるんだ・・・」



当主・チャールズ | comments(0)
Comment












CALENDAR
S M T W T F S
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
262728293031 
<< August 2018 >>
NEW ENTRY

PROFILE

CATEGORY

ARCHIVES

LINK

OTHER
qrcode
  • Admin
  • RSS1.0
  • Atom0.3






  • (C) 2018 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.Photo by Satie Design by Tea