Ludlow Castle - ルドロウ・キャッスル -でおこる素敵な出来事
遠い空
 

バサッ…

テキパキとお部屋の掃除を済ませ、シーツを変える。
私の、いつもの日課。

いつもと同じ。
でも、何だかもの足りない。。


お嬢様がいらっしゃる時は、

咲いたばかりお花を飾ったら喜んで下さるかしら!
とか

今日はどんなお菓子をお持ちしようかしら♪
とか

もう毎日が楽しみで、仕方なかったのにっ。



はぁ…。
さみしいです。

お嬢様…


マーガレット様……

学園に戻られる時も、まだ少しだけ笑顔に元気がありませんでしたが…
もうお元気になられているかしら。

お荷物に一緒に入れましたお手紙は、無事にお目に留まりましたでしょうか…?


私と同じ年頃のイザベル様、何だか少しだけ…遠くヘ進まれてしまった様な気がしておりましたが、、、

笑顔はいつもの可愛らしいまま。

何だかほっとしたのを覚えています。
学園でも、楽しく過ごされていますでしょうか…?




………でも…

寂しがっていてもしかたないですね…。


今度お嬢様が戻られる時までに、このデボラ、もっともっとできるメイドになっている様に、
一生懸命がんばらなくちゃ!


うん、
何だかやる気が出て来ましたっ。

がんばりますっ。

メイド・デボラ | -
気になるふたり


書斎の整理を終えて、中庭に目をやると…

…?

そこにはチャールズ様とデボラの姿。



7月のパーティーでデボラと話してから、この二人を見かけるとつい気になってしまう。
デボラはまだ少女、僕の2つ下の16歳。
チャールズ様のような方に声をかけられたら、勘違いしてしまうのも無理はない。

でも、チャールズ様は違う。
自分の立場をわかっていらして、どのような方と交友していくべきかも全て分かっている。
そんなチャールズ様がデボラのことを気にかけている。

チャールズ様の気まぐれはいつものことで、それは女性に対しても言えることだけれど…

現実的じゃないね、使用人との恋なんて。
悲恋にしかならないって、初めからわかっていてするなんて。

まあ、まさかね。

従者・ユリアン | -
流れる時間


空を見上げると、清々しい秋晴れ…

夏とはまた違った、高い空。
重苦しい空気を、爽やかな風が押し流して行く。。

もう秋ですね。

ついこの間まで、夏真っ盛りでしたのに、時が過ぎるのは早いものです…。


先日、坊ちゃま、お嬢様方が学園へとお戻りになられました。
休暇前と同じ様に、ただ戻っただけなのに、お屋敷の中が何だかいつもよりも広く感じます。
静かになったお屋敷の中。

何だか、寂しくて…。

早くまた休暇になって下されば良いのに、なんて思ってしまいます。

皆さまお元気でしょうか…



そうそう、
先日、マーガレット様宛にお手紙が届いたんです。

差出人は、パーティの時にお屋敷にもいらしていたチャールズ様のご友人、アルフレッド様。

何か急なご用事かと思い、
お送りするお嬢様へのお荷物の中へそっと一緒に入れてしまったのですが…無事にお手元へ届いたでしょうか。

どうかお元気で、
毎日を楽しく過ごされます様、お祈りしています。

私は、皆さまのお部屋をピカピカにお掃除して
お帰りを楽しみに、お待ちしております…!


あっ、そろそろ…奥様にモーニングティーをお出しする時間です!

今日もはりきってお仕事、がんばります!

メイド・デボラ | -
紅く色づく私の頬は


 新学期が始まり、お嬢様たちはまた学園へと戻られていった。

あの賑やかだった日々が少しだけ懐かしいなぁ。


ようやく赤みの取れてきた自分の頬が朝のひんやりとした空気に触れる。

指で頬を押してみると、まだほんの少しだけ、痛かった。



あのパーティーの日、

うっかりエミーが着替えをしているところに遭遇してしまって…。

何も言わずにエミーは僕を殴った。


もちろん、僕だって自分の左頬側、つまりエミーの右手側を守ったよ。

…まさか左利きとは計算外だったんだ。


しかもその後、どこから話を聞きつけたんだか、リネットにまで殴られて。

ものすごく怒った顔をして歩いてくるもんだから、どうかしたの?って声を掛けた瞬間、

バチーン。

「…最っ低。」

だってさ。


おかげで僕の顔は両方ともパンパンに腫れ上がって、

オマケにくっきりと真っ赤な手の形がふたつ。これじゃ、格好も付かないよね。

まぁ、パーティーの後に帰ってきたメルだけは、

「あっれ〜?ノーマン、どうしたっスかそのビンタ跡?やるねぇ〜、ヒュウ〜!」

( ´艸`)(爆笑)

って茶化してくれたけど。



さて、お嬢様たちは居なくなっちゃたし、メイド達は冷たいし、

買い物ついでに街の可愛い女の子たちとお茶でもしてこよっかな〜。



…あぁ!デボラ、おつかいなら僕が行くよ!

ん?大丈夫、大丈夫!任せとけって!それじゃ、行ってきま〜す!!


従僕・ノーマン | -
夏の終わりに
 

この夏イチバンの大きなパーティーも無事に終わって、あっという間にお屋敷は元通り。
片付けも終わって、穏やかな日常に戻るのかと思えば……
そうでもないみたいだ。

ついに、イザベル様とヴェルニエ子爵のご結婚が決まったよう!
ふふふっ
あのパーティーを堺に、イザベルお嬢様は幸せいっぱいのご様子。
なんだか、見てる僕まで嬉しくなっちゃうな♪

あのパーティーの日は、イザベル様の目が赤く腫れていて
周りの皆が心配してたんだけど。
何があったか、詳しいことは僕達は知らないけど
ホント、おめでたいね!!


けど…
逆にマーガレット様は、お元気ではない。
あの花のような笑顔も……
どこか憂いを帯びている。

マリッジブルー…ってやつかな?
まぁ僕にはよくわからないんだけど。

そりゃあ、マーガレットさまがご結婚なさるのは残念だけどさ
なんていうか…
幸せになって下さらないと、そのほうが悲しい。


……な、なんてねっ!!!

学園にお戻りになるときは、どうかいつもの笑顔に戻ってますように!

従者・アンディ | -
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